ロートアリーナ奈良(バンビシャス奈良/B2リーグ)


今回はバンビシャス奈良のホームアリーナ、ロートアリーナ奈良の観戦記&ガイドです。


アクセス


最寄り駅の近鉄奈良駅から徒歩20分くらいで着きますが、公式サイトには奈良交通バスのみが記載されています。「鴻ノ池」で下車してすぐの場所にあります。
流石にJR奈良駅から歩くと遠いかな?


そんな訳で鴻ノ池運動公園に到着。この敷地にはならでんアリーナの他にも、陸上競技場や野球場があるなど、奈良県におけるスポーツのメッカとなっております。
ちなみに、陸上競技場は「ロートフィールド奈良」、野球場は「ロートスタジアム奈良」と、全てロート製薬がネーミングライツ権を取得しています。


「鴻ノ池」の名前の通り、おおとりが生息。


池が見えて敷地に入ったら、すぐにアリーナが見えてきます。

概要


ロートアリーナ奈良
Naraden Arena
開場年度:1972年
収容人数:2,368人(2階席のみ)

スタジアム外


ならでんアリーナ時代の看板。
ロート製薬が命名権を取得する前は奈良電力が命名権を所持していました。



アリーナグルメは全て、入口前のキッチングカーエリアにて購入する事ができます。


外には簡易的なテーブルとイスが置いてあり、晴れていれば青空の下で食事を楽しむ事も。
公園の中にあるので、外は比較的暑くなく快適なご飯が楽しめます。


ちなみに、近くにはこんな洒落たスタバもあったりします。試合前は勿論、試合後の興奮を冷ますのにも丁度いいかもしれませんね。

スタジアムコンコース


入口は1か所。2階と1階にそれぞれスペースがありますが、残念ながらコンコースは狭いです。
特に試合後、帰ろうとする時は時間によっては渋滞する事も。
まあ、興行を前提とした建築物ではないので仕方ないですね。


グッズエリア。やはりシカッチェグッズが人気ですね。

スタジアム内


オーソドックスな体育館ですが、建物の大きさと比較して2階席が高めに取られている事がポイントでしょうか。
屋根の陰に隠れ気味の高さでも座席が用意されているので、見た目以上にキャパシティはあります。
傾斜も2階は強めなので、比較的見易いです。ただ1階がそもそも広いので、他のアリーナに比べるとコートから遠くは感じるかもしれません。
あと、画像奥のエンドサイドに設置されているモニターは普段は設置されていないです。


1階席の入り口には選手の等身大パネルを設置。


ビジョンはBリーグの中でも独自のデザインを採用。
モニターは小さいですが、きちんと4か所にありますし、見易いので個人的には好きです。



1階席の雛壇は若干低め。快適に見るなら2階席の方がいいかもしれないです。

バンビシャスはここ数年、Bリーグライセンス取得に向けて債務超過を解消する必要があった為、暗転照明の廃止など演出は控え傾向に。それでも、男女ダブルMCという独特の手法を採用していたり、旗を随所に使用していたり(この画像だと右上)、雰囲気作りにあたって決して「手を抜いている」という事は行っていないと感じる事ができます。


バンビシャス名物といえば、やはりマスコットのシカッチェ。愛くるしいフォルムとお顔で、B2トップの人気を誇るマスコットです。
ボール型のポシェットには飴ちゃんが入っているのだとか。奈良県なのにやっている事は大阪のおばちゃん。


バンビシャスのファンは決して数は多くないですが、「おじんビーナス」や少し前の「餅つきブーイング」など、学生的なノリで盛り上がる事が特徴。3P成功時のコールも元は地元高校生からインスピレーションを得たものだったっけな確か。そういったところを採用している辺りも学生ノリ感ありますね。

まとめ


奈良県最大の屋内競技場施設であるとは言え、竣工1972年。かれこれ半年近くの歴史があるこのアリーナ。流石に細かい場所の老朽化だったり、コンコースの不便さだったり、1階2階共に客席からとても見えやすいという事もなかったり、良い施設であるとは決して言いきれません。

しかし、限られた敷地、そして予算の中でしっかりとプロスポーツらしい演出を行えていう事は、ひとえにチームの頑張り、そしてブースターの下支えがあり、上手く「客を迎えられるアリーナ」に近付ける事は出来ているのかなと思います。

奈良県はどうしても大阪のベットタウン、そして観光地という印象が強いですが、そのような土地でどのようにこのクラブが今後根差していくのか、その本拠地となるロートアリーナ奈良の進化に引き続き注目していきたいです。

撮影日管理

1:2017年3月26日
2:2020年2月2日

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